躁うつ病の特徴を考える|双極性障害という病気とは?|うつ状態の落差を減らす

双極性障害という病気とは?|うつ状態の落差を減らす

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躁うつ病の特徴を考える

男性

どんな人がなりやすいか

双極性障害とは、いわゆる躁うつ病のことをいいます。原因はまだ解明されていませんが、様々な要因が複雑に関係しているものと思われます。一番の原因と思われているのが遺伝子です。同じ家系の中に発症した人がいる場合には発症率は高まります。これは、特定の遺伝子の影響というよりは、いくつかの遺伝子の組み合わせによるものと判断されています。はっきりした因果関係は立証されていませんが、親子関係や乳幼児期の環境も影響すると考えられています。これらの要因を持った人が、ストレスや生活リズムの乱れなどが重なり、それらが誘因となってこの病気を発症してしまうことが多いようです。特に、双極性障害は睡眠リズムが大きく日によって変化している人に起こりやすいといわれています。睡眠のリズムは、人間の体内のメラトニンというホルモンによってコントロールされています。メラトニンは心の安定に関わるセロトニンから生成されるホルモンで、朝、日光を浴びることで分泌されます。夜型の生活が続くと、この分泌が減ってメラトニンの働きも鈍り、原料であるセロトニンの機能も影響されてしまいます。また、生活上の大きな変化から誘発されて発症してしまうこともあります。新しい出来事や大きな変化に見舞われると、たとえそれが良いことであっても本人にとっては大きなストレスになることがあります。双極性障害になりやすい人は、社交的でユーモアのあるタイプが多いといわれます。気配り上手ではありますが、状況によって気分や思考などを変化させている傾向があります。双極性障害は、約100人に1人がかかる病気とされ、発症年齢は15歳から19歳が最も多く、ついで20歳から24歳が多くなっています。再発を繰り返すことが多いとされ、生涯にわたり、10回以上もうつ状態と躁状態を繰り返す場合もあります。しかし、病相は人によって様々で、最初に現れる病相も躁だったり、うつだったり混合状態であったりと人によって異なります。全体としてはうつ状態から始まることが多いですが、男性の場合は躁状態から始まることも多いです。治療の柱となるのは、医師の処方による薬物療法です。躁うつ状態の緩和や不眠の改善など、それぞれの目的に応じた薬の投与が重要になります。気分安定薬の1つ、リチウムが基本となり、患者の約7割から8割がリチウムによるはっきりした効果を感じています。ですが、やはり患者によって効く薬が異なることもあり、その場合は様々な薬の選択肢があります。また薬物治療に並行して精神療法を行うことで治療効果をたかめることができます。医師のカウンセリングのもと、睡眠やストレスへの対処法を自ら工夫していくことで気分をコントロールできるようにしていきます。精神療法は、病気の症状が落ち着いてからも継続して行うことで再発を防ぐことができます。双極性障害のある人には、人間関係のストレスが症状の悪化をもたらすことがあります。何か問題があった場合は自分だけで解決しようとせずに、まずは医師や身近な人に相談することを心掛けましょう。本人の病気への理解はもちろんのこと、家族など周囲の理解や協力も大切になります。