双極性障害という病気とは?|うつ状態の落差を減らす

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うつ状態と躁状態

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基本は薬で治療する

うつ病と診断されて治療薬を飲んでも症状が改善しなかったり、逆に悪化したりする場合は、双極性障害の疑いがあります。日本では双極性障害の患者が数十万人いると言われていますが、正確な数字はわかっていません。正しい診断をするためには、自分の症状をしっかりと把握し、医師に詳しく伝えることが大切です。双極性障害の特徴は、うつ状態と躁状態とを交代に繰り返すところにあります。交代の頻度は最初のうちは5年ぐらいにもなるので、自分でも把握するのが難しいかもしれません。症状が進むと頻繁に交代するようになり、3〜4か月ぐらいでうつと躁を繰り返すことになります。うつ状態の時は通常のうつ病と同じく、気分が落ち込んで鬱陶しく感じるようになり、何をやっても楽しくなくなります。また体の症状としては不眠や食欲不振、体重の増減などが見られ、やがて自殺を考えたりすることもあります。はっきりと不調を感じることが多いので、この時期に精神科を受診するのが一般的です。躁状態の時は気分が良く、何をやっても上手くいく気がします。不調ではないので、病院へ行こうと考えることはほとんどありません。対人関係が積極的になり、周囲からはうるさく感じられることもありますが、軽度の躁状態であれば大きな問題はありません。しかし症状が重くなると周囲の迷惑を考えず活動するようになり、妄想を抱いて無茶な冒険をしたり、多額の買い物や借金をして人生を破綻させてしまったりすることもあります。活発ではあっても集中力に欠けるので、仕事が成功するとは限りません。双極性障害の原因ははっきりとは分かっていませんが、遺伝的要素や脳のメカニズムが関係していると考えられます。そのためカウンセリングだけでは治療できないのが普通で、基本的には薬物療法を行います。双極性障害の治療にはリチウムやカルバマゼピンなどの気分安定薬が用いられます。気分安定薬は躁状態とうつ状態の落差を減らすのに効果的で、自殺を防ぐのにも有効とされています。治療薬には下痢やのどの渇きなどの副作用があるため、主治医の判断に従って慎重に服用する必要があります。特に最初のうちは体の様子を見ながら、少しずつ増量していかなければなりません。ほかの薬を併用すると効果が強まったり弱まったりする場合があるので、服用前には医師に伝えておくことが大切です。一般的な抗うつ薬を服用すると、自殺念慮や躁状態が強くなる恐れがあるため、使わないほうが良いとされています。しかし病院を受診するときはうつ状態のことが多く、うつ病と診断されてしまうこともあります。過去に躁状態になったことがあれば、忘れず医師に伝えましょう。またうつ状態から回復すると完治したと考えて、薬をやめてしまう方もいますが、それでは同じ症状を繰り返す可能性があります。再発を防ぐためにも、長期間にわたってしっかりと治療に取り組む姿勢が求められます。補助的な治療法として、心理的なカウンセリングが行われることもあります。双極性障害の症状を自覚し、薬や副作用について本人や家族の理解を深めることにより、スムーズに治療を進められるでしょう。

男性

躁うつ病の特徴を考える

双極性障害は遺伝子や環境など様々な要因で発症する病気です。なりやすいタイプは社交性があり気配り上手な人で、状況により気分や思考を変える人といわれています。治療は薬物治療と精神療法が並行して行われ、躁うつ状態や不眠を改善していきます。

カウンセリング

心の負担を軽くする

双極性障害はうつ病のひとつであり、気分が高揚している状態と落ち込む状態が交互に繰り返される症状のことです。一般的には躁うつ病と呼ばれており、軽度の症状のうちに治療を行う事で社会生活が送れるようになります。

看護師

早めに病院を受診したい

躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患が双極性障害の特徴といわれています。精神神経科の病院やクリニックで、薬を処方してもらったり、精神療法を受けることで症状を改善することは可能です。通院をする時は家族が付き添ってあげて下さい。